2018年1月4日木曜日

H&Mカフェ、it's PLEAT

あけましておめでとうございます、mayukoです。

2018年、最初のKOKEMOMO TopicsはH&Mのカフェ、it's PLEAT。

H&Mは言わずと知れたスウェーデン発のファストファッションブランド。ストックホルム市内にはいたるところにH&Mが。
2017年11月末ストックホルム地下鉄T-Centralen駅前の通りDrottninggatan(ドロットニングガータン)にあるH&M内にカフェがオープン。
駅近くにはH&Mが2店舗あるのですがカフェがあるのはDrottninggatan56、デパートÅhlénsの斜め向かいの店舗、その建物の2階にカフェがあります(以前H&M Homeがあった場所)。


カフェの広さは中くらい?


オーガニックを中心としたヘルシー志向なメニューとなっておりビーガン、ラクトースフリー、グルテンフリーに対応したメニューも揃っています。

オーガニックのジュース

サツマイモやビーツのペーストとニンジンが乗ったシード入りクネッケ
クロワッサン、シナモンロールなどもあるのですがかなりのミニサイズ。コーヒーのお供にちょっと甘いものが欲しい時にはぴったり。

わたしはチキンとモッツァレラのオーガニックのライ麦パンのホットサンドとコーヒーを頂きました。

レジで注文する時に混んでいたためか「出来上がったら呼ぶから名前教えて」と。
スタバとかでもあるけど、外国でこれって結構めんどくさい。『まゆこ』って言っても「え?」って聞き返されたり。めんどくさいからスウェーデンでもアリな『マヤ/Maja』と言ったりする時も。今回は本名で。とりあえず一発で聞き取ってもらえました。

ホットサンドは思ったよりもチキンもチーズも入ってておいしかったです。ストックホルムでこれで59krはかなりお得。コーヒーもスモールで19kr。
コーヒーといえば、ストックホルムのカフェでコーヒーにラージとスモールのサイズがある場合注文時に「スモールで!」と言わないと、まずほとんどの場合サイズ確認されずラージサイズが出てきます。スタバとかは聞いてくれるけど。

そして食器が可愛いなー、もしかしてこれH&M Homeなの?と思ったら。

波佐見焼でした。

先日ご紹介したK-Märktもですが中心部にカフェが増えて嬉しい。
お買い物の途中のちょっと一休みにぴったりのカフェit's PLEAT、是非のぞいてみてください。



it's PLEAT
住所 Drottninggatan 56, 111 21 Stockholm(H&M 2階)
営業時間 月曜〜金曜 10:00〜20:00、土曜 11:00〜19:00、日曜 11:00〜18:00
web 英語/スウェーデン語


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2017年12月31日日曜日

スウェーデンの老人ホームで働くということ/その3

こんにちは、mayukoです。

年末恒例、職場での今年の1年を振り返ります。
2015年の2月に就職してもうすぐ3年が経とうとしています。
わたしの職場は以前このKOKEMOMO Topicsにも書いたのですがスウェーデンの民間老人ホーム。わたしはそこの定員10名の認知症ユニットで働いています。
スウェーデンの老人ホームで働くということスウェーデンの老人ホームで働くということ/その2

まずこの記事そして以前の記事について、これはあくまでもわたしが勤める職場の話であるということ、日本でもそうですが素晴らしい老人ホームもあればよくない老人ホームもありまさにピンからキリまで。ひとつの老人ホームを取り上げて『日本の、スウェーデンの老人ホームはこうである』と言えないということを踏まえて読んでいただきたいと思います。
そしてわたしが勤めるのはスウェーデンでもかなり大手の民間老人ホーム。そして福祉の業界で働く人にそこの会社に勤めていると話すと「あぁ…。」と言われるようなところです(職員の待遇が良くないという意味で)。
夏には庭になる野いちごを食べまくる

わたしの今年の最大ニュースは『スウェーデンの老人ホームには国が定める人員配置基準がない』ということを知ったこと。
事の始まりは本社が人員配置を見直すと言いだしたことです。
現在の平日の介護職員は1ユニット(利用者10名)につき2人。そして朝から昼食後まで2ユニットの間を行き来しながらヘルプする職員が1人(いるはずだけど職員不足でほとんどいない)。土日はそのヘルプの職員がいない、というもの。
この現状でもかなり厳しいのにそれを平日は1ユニットにつき2人、土日は1ユニットにつき1名、そして2ユニット間を行き来する職員が1人、つまり2ユニット20名の利用者を3人の職員で介護する、というもの。
この話が職員会議で発表された時はみんな怒りを通り越して呆れて物が言えない状態でした。
その会議の中で出たのが「うちの施設は民間企業が建てて運営しているので会社が人員配置を好き勝手に決めて良い」というもの。耳を疑いました。「いやいやいや、わたしスウェーデン語聞き間違ったよね?」と思い会議後にスウェーデン人の同僚に聞き直したけど本当らしい。以前は基本的に自治体が老人ホームを運営していましたが近年、民間に運営を委託することが増えたのです。そのため建物自体は自治体が建てて民間企業が運営している老人ホームも多くそこは自治体が人員配置などに基準を設けることができるとのこと。
施設長も現場を分かっているのでどうにか会社側が考え直すように努力してくれました。ご家族への説明後、本社に働きかけたご家族もいると聞いています。そのお陰かこの話はひとまず保留という形に。

この話の後、たまたま自治体の職員の方と話をする機会があり、国の人員配置基準がないことについて聞いてみたのですが「基準を決めてしまうとその最低ラインしか職員を配置しない老人ホームが出てくるため」とのこと。「じゃあ最低ラインを十分なものにすればいいことでしょ!?」と思ったけど言いませんでした。
職員のペット、みんなのアイドル犬

わたしのユニットは2年以上利用者の入れ替わりがありません。嬉しいことなのですが入所期間が長くなると介護度も高くなり現在では2人介助を必要とする方が半数以上、職員の体力的にかなり厳しくなっています。幸運なことに職員の入れ替わりもほとんどなくみんなが仲良くご家族の方々も優しい方ばかりでユニット全体が家族のような雰囲気も。お父さんは同僚のアフリカ人男性。ある男性利用者が「パパって呼んで良い?」と彼のことをパパと呼び出して(本当のお父さんじゃないことは分かっている)ユニットの職員みんなが彼のことを「パパ」と呼ぶように、年下なのに。夏にはわたし、同僚、女性利用者2名のそれぞれのご主人の誕生日を一緒にお祝いしたりも。
庭の野いちごをあしらった同僚手作り誕生日ケーキ

大好きな利用者とお揃いのhappy Socks

以前にも書いたのですが夏休み、年末年始などの休暇シーズンになるとなぜか病欠が増えるうちの職場。みんなが休みたい時期にはかなり早めに休みの希望をとってシフトを調整します。同時にそのようなみんなが休みたくなる祝祭日にあえて働きたがる職員も。理由はOB-ersättning、OB-tilläggと言われる割増賃金。OBとはObekväm arbetstid(Unsocial working hours)、夜間、週末、祝祭日などみんなが働きたくない時間に働くと割増賃金が支払われます。これは職種などで違うのですが、わたしの職場では土日、普通の祝日には1時間につき50.80kr、復活祭、夏至祭、クリスマス、正月などの大きな祝日は1時間につき99.30krがプラスされます。例えば今年のクリスマスイブはわたしは8:00から21:00までの勤務(1時間休憩)だったので1191.60kr(約1万6千円)が通常の給料にプラスされます。
わたしは家族もなくクリスマスなんてすることもないので職場で利用者や同僚と祝った方が楽しいし、キリスト教徒ではない同僚にしてもスウェーデンの祝日に働いてお金を稼いで自分たちの祝日に休む方が良いと祝祭日に働きたがる職員は案外多いのです。
しかしこの割増賃金も公立の老人ホームはもっと良く、お隣の自治体の公立老人ホームでも働くパートの同僚はそこでは大きな祝日には時給の99%が割増賃金、彼女の時給は約135krなので1時間につき約133krがプラスされるとのこと。
この割増賃金もそうですが民間老人ホームと公立老人ホームの待遇には差があり、今年の初めに民間老人ホームと公立老人ホームの介護職員の給料格差をなくすため組合が働きかけ賃金アップが実現しました(それでもまだ低いけど)。
祝日は稼ぎどき!

未だにSNSなどで『スウェーデンには寝たきりがいない』という記事を見かけるのですが『寝たきり』の定義とは?全介助が必要な方もパジャマから洋服に着替えてベッドから起きて車椅子などで日中は過ごすこと?それなら日本の老人ホームでも普通です。一日中パジャマで、ベッドで過ごすなんていつの時代の老人ホームでしょうか?そして『スウェーデンでは胃ろうは行わない』。スウェーデンにも胃ろうはあります。全てが『遅れた日本の介護』『進んだ北欧の介護』の先入観を元に書かれているような気がします。それに日本からの視察を受け入れているような老人ホームはきっと良い所でしょうし、もちろん良いことしか話さないでしょう。
誰も「うちの職場は職員のほとんどが移民で中にはスウェーデン語もままならなくて、利用者が言ってることも理解できなくて、スウェーデンの文化なんて屁とも思ってない人もいるし、職員の数が少ないから個別の行き届いた介護もできないし、アクティビティの時間なんて取れません!」なんて言いませんよね…(追記:もちろん移民で素晴らしい介護職員もたくさんいますが、待遇があまりにも悪いためか職員の質を確保するどころではなくとりあえず人数を確保するといった感じ)。
もちろんスウェーデンの介護にも良いところはあります、同時にスウェーデンが日本から学べることも多いと思います。何でもかんでも「北欧はすごい、それに比べて日本は」などというのではなく、政策的なことは別として現実的にお互いの現場で取り入れられるようなことは取り入れていけるようになれば、と思います。そして日本にはスウェーデンの失敗からも学んでいただければ…。

最後に2018年の目標はズバリ『転職』。転職といってもやはり老人ホーム希望ですが。スウェーデンで給料アップを叶えるなら同じところでずっと働くより転職、そして金儲けしか考えてない現在の会社で働くのはもううんざり。大好きな利用者やそのご家族、同僚と離れることそして正社員という安定した立場(どこも人手不足なのに正社員は高くつくから雇いたがらない)を考えるとなかなか転職へ踏み切れないのですが…。



関連記事
KOMVUX-スウェーデンの学校(2014.12.30)
スウェーデンの老人ホームで働くということ(2015.12.29)






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2017年12月22日金曜日

ストックホルム、クリスマスの風景 2017

こんにちは、mayukoです。

もうすぐクリスマス。
ここ数年わたしは幸か不幸かクリスマスプレゼントを買う相手が実家の甥くらいなので気楽なもんですが、このシーズンは街はクリスマスプレゼントを買う人たちで溢れています。わたしはそれを横目にのんびりフィーカなんてして「いや〜、気楽でいいなあ」なんて思っています。複数のクリスマスプレゼントを買っていた時代は本当にストレスでした。

さて、そんなストックホルムのクリスマス。毎年そんなに代わり映えはしないのですが…。

11月下旬の日曜にお披露目になるNKデパートのクリスマスウィンドウ。このクリスマスウィンドウが登場すると街が一気にクリスマスムードになるような気がします。
クリスマスウィンドウには毎年テーマがあり、今年は2018年に生誕100周年を迎えるスウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマンの『ファニーとアレクサンデル』がモチーフに。(NKクリスマスウィンドウの写真はKOKEMOMO SwedenのFacabookページでご紹介していますので是非そちらもご覧ください。)

街ではどのお店もクリスマス。







ストックホルム地下鉄T-Centralen駅前にあるSergels Torg(セルゲル広場)のガラスのオベリスクもクリスマスだからなのか赤くライトアップされていました。

見えにくいですがガムラスタンの王宮にもクリスマスツリーが。


そして第一アドヴェントの前日の土曜から開催されるのがガムラスタンのクリスマスマーケット。今年も寒い中ワッフルを食べに。

実は第一アドヴェントの12/3に行ったらものすごい人。
ワッフル屋さんにも行列が。と、いう事でワッフルは後日改めて食べに行きました。
ここのクリスマスマーケットは思ったより規模は小さいのですがクリスマスに欠かせない、ソーセージ、ニシンの酢漬け、サーモン、クリスマスの飾り、そしてクジなどがあります。クジはルーレットの数字を当ててチョコレートがもらえるものや10krで5枚クジがひけるものが。わたしは毎年のようにこの10krのクジに挑戦。そして今年は人生2回目の当たりを引き当てました!大人がひとりでくじを引くのには結構勇気がいります。慣れたけど。


クリスマスシーズンの楽しみはこの時期しか食べられないおいしいお菓子。今年も色々と食べ比べました。
それにしてもサフランの値段が高いからか、バターが値上がりしているからなのかルッセカットの値段が軒並み上がっていてびっくり。写真左下のBröd & Saltはチェーン店系なのですがなんとお値段35kr(約470円)!店に入って値段見た途端帰りたくなったけどそこで引き返せない小心者。しかもサフランの香りは全くせず、微妙に甘いただのパンでした。その他のベーカリーで買ったルッセカットやサフランブッレはどれもおいしかったです。

今年はスウェーデンのコンビニPressbyrånがルッセカット(Lussekatt)にソーセージ(korv)を挟んだホットドッグLussekorvを発売。どんな味だったのか気になります。

クリスマスといえばジンジャークッキーも。

これは職場の老人ホームで市販品のジンジャークッキーにデコレーションしたもの。これが結構難しくて繊細なアイシングクッキーとか作ってる人はどうやってるんだろう!?と思いました。でもこのレベルでも職場では『手先の器用な日本人』との評価をいただきました。

食べ物といえばスーパーもクリスマス一色に。個人的にはArlaの牛乳パックのクリスマスバージョンが出るとそろそろクリスマスだなあ、と思います。



このシーズンはいわゆる忘年会的な感じで職場でクリスマスディナー、Julbord(ユールボード)を食べに行く事も。




雰囲気のいい会場にクリスマスの料理が並びます。



今年のユールボードはスウェーデンの伝統的なクリスマス料理だけではなくその他の色々なおいしいもの、デザート類も充実しており大満足。「もう食べられない!」というくらいおなかいっぱい食べたのに帰りのバスで「もっとあれ食べときゃよかった…。」と思うくらいおいしかったです。

今年のクリスマス、わたしはずっとお仕事。クリスマスイブには利用者の方やそのご家族とのクリスマスランチ。そして同僚には「わたしは3時からカッレアンカ(Kalle Anka och hans vänner ösnkar God Jul : クリスマス定番のディズニー番組)見るから働かんよ!」と宣言。楽しい1日になるといいなあ。

皆様も素敵なクリスマスをお過ごしください。



KOKEMOMO Sweden önskar er alla en riktig god jul!



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2017年12月19日火曜日

スウェーデンのクリスマスとチャリティー

こんにちは、mayukoです。

第三アドヴェントも過ぎてクリスマスまでもう少し。

クリスマスといえば言わずと知れたキリスト教のお祝い。だからなのかこの季節はチャリティー活動も盛んになります。

例えばクリスマスプレゼントをもらえない子どもたちへのプレゼントを集めたり、ホームレスへの寄付を募るためにKungsträdgården(王立公園)でクリスマスランチを販売したり、しかもそのランチを手がけるのがミシュランの星付きレストランのシェフ、Mathias Dahlgren(マティアス・ダールグレン)だったり…。

もっと手軽なところではクリスマスカード。売り上げの一部が寄付されるというもの。

写真はユニセフのものですが他にも子どもガン基金、子どもの権利を守る団体、動物保護団体など様々な団体からクリスマスカードが発売されています。
他にもそれぞれのウェブサイトでクリスマスグッズが売り出されたりクリスマスの寄付を募ったりしています。

定番なのは街頭での募金。こちらは去年の写真ですが救世軍の募金。日本では年末の街頭募金運動として知られる社会鍋。スウェーデン語ではクリスマスの鍋、Julgrytan(ユールグリィタン)と呼ばれているそう。

今年街で見かけたのは男声合唱団によるクリスマスソング。

横にはストックホルムのキリスト教系チャリティー団体の寄付を募るポスターが。

しかしそこに募金箱はなく寄付はスウェーデンの送金・支払いアプリSwish(スウィッシュ)の番号が。みんなこのポスターの前でスマホを取り出し操作していました。わたしも先日やっとダウンロードしたSwishを使って少しですが募金。送金が完了するとこんな画面が。Din gåva är skickad!とは「あなたのプレゼント(寄付)は送られました!」の意味。

そして地下鉄T-Centralenの駅に出現した自動販売機。


これは国境なき医師団によるもの。寄付金額250kr、500krなど何種類かあり寄付証明を購入する事ができます。自動販売機ですが支払いはカード。この証明をクリスマスプレゼントとして渡すのです。クリスマスにプレゼントはいらないからその分のお金を寄付して欲しいという人は結構います。


わたしは普段、寄付や募金を積極的にする方ではないのですが、クリスマスシーズンのこの雰囲気になんとなく寄付や募金をしようという気分になります。それくらいスウェーデンでは寄付が身近にあり、現金、カード、Swish、ネットでと支払い方法も手軽に選べるのも寄付へのハードルを低くしているのかもしれません。

なるべく多くの人が安心できる場所であたたかなクリスマスを過ごせますように。


ガムラスタンのクリスマスマーケット2012(2012.12.01)
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