2012年4月30日月曜日

春を迎えるヴァルボリスメッソアフトン


4月30日は、日本では『ヴァルプルギスの夜』の名でも知られる、ヴァルボリスメッソアフトン(Valborgsmässoafton)です。元々はドイツの異教の祭日から始まり、それがキリスト教の文化や北欧に古来からあった宗教文化と混じり合い現在の形になったと言われています。この祭日の発祥など詳細についてはこちらを参照ください。

さて、スウェーデンでのヴァルボリスメッソアフトンといえば地域ごとに公園や広場で大きな焚き火を焚くのが特徴です。昔はこの季節に古い物を捨て、新しい物を迎え入れるために、その古い物を集めて燃やしていたそうです。現在では自治体にもよるのでしょうが、わたしの住む地域では木の枝などのみを燃やし、ゴミなどはヴァルボリスメッソアフトンの焚き火では燃やしてはならない、となっています。

そして、ヴァルボリスメッソアフトンといえば、街で酔っぱらった若者たちをよく見かけます。この日はスウェーデン人が初めて酔っぱらうまで飲む、アルコールデビューの日であるとも言われています。わたしは初めてスウェーデンに来たのがちょうどこの時期で、ヴァルボリスメッソアフトンの日には日中から、街行く人の多くが深緑色のビニール袋を持っていて「なんで、みんな同じ袋を持ってるんだろう?」と、不思議に思ったのですが、実はそれはシステムボラーゲット(Systembolaget)という酒屋のレジ袋(現在はイラスト入りのちょっとおしゃれなレジ袋です。)で、みんな夜に備えてお酒を買っていたのでした。ちなみに、スウェーデンではアルコール度数が3.5%より高いものは、このシステムボラーゲットでしか買うことができないのです。そして夜になると、まだまだ寒いというのに若者たちが酔っぱらって街を闊歩していました。肝心の焚き火ですが、点火の前に広場のステージで春の歌が歌われるなどのイベントがあります。その後、集められた木の枝などに点火されると、集まった人々のテンションもあがり、それぞれに持参したお酒で乾杯したり、みんなで歌ったりします。




このヴァルボリスメッソアフトンの翌日、5月1日はフォシュタ・マイ(Första maj)、いわゆる『メーデー』で、祝日となり、仕事や学校も休みなので、みんなたくさん飲んでお祝いをするのでしょうね。このフォシュタ・マイには、ストックホルム市内でも労働者などによるデモが行なわれます。

今年は、土日に引き続き、月曜日がヴァルボリスメッソアフトン、火曜日がフォシュタ・マイで、ヴァルボリスメッソアフトンは祝日ではないのですが休みをとり、週末から火曜まで連休にする人もいるそうで、ちょっとしたゴールデン・ウィークのようになっています。今年のヴァルボリスメッソアフトン、わたしは都合が悪く見に行けないので、テレビの中継を見ながら春の訪れを祝いたいと思います。







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2012年4月28日土曜日

ストックホルム、スルッセンのニシン屋台

4月に入ってからも雪が降ったり雨が続いたりと、ちっとも春らしくない天気が続いていたストックホルムですが、この週末、金曜日は久しぶりに気持ちの良い青空が広がり気温も17℃くらいまで上がりました。

ちょっと街にお買い物に行く前にお腹がすいたので軽く何か食べようと考え「今日はコレだ!」と思いついたのがスルッセン(Slussen)の地下鉄の駅の改札を出た広場にあるニシン屋台です。




NYSTEKT STRÖMMING(焼きたてニシン)と書かれた魚の形の看板が目印のこの屋台からはいつもおいしそうな匂いがしています。KOKEMOMO Swedenスムルトロンステッレのページでキャラメル屋さんパーランス・コンフェクティールのスタッフもストックホルムのお気に入りスポットとして挙げていたこのニシン屋台は、こんな天気の良い日のランチにぴったり。今日も屋台の横に設置されたテーブルや広場の階段など思い思いの場所で日光浴を楽しみながら食事をする人たちがたくさんいました。

『焼きたてニシン』と言っても、細かいパン粉をつけて揚げ焼きにしたような感じで、あえて例えるなら『アジフライ』。食べる度に「醤油かソースをかけてご飯と食べたい。」と思う味です。メニューはスウェーデンの堅いパン、クネッケブロード(knäckebröd)にのせただけのシンプルな物からハンバーガーのようにパンで挟んだ物など、数種類あります。今日わたしがオーダーしたのは、マッシュポテトの上に焼きニシンが3枚それにクネッケブロードと付け合わせの野菜とディルマヨネーズが添えられたプレート。




このプレートの値段は75kr。日本円にすると現在のレートで約900円!このプレートより少し量が控えめで女性が食べるのにちょうど良いサイズのメニューがあり3年前は45krだったのに今日見てみると、なんと60krになっていました。スウェーデンでは今年の1月にレストランなどでの食事にかかる消費税が25%から12%に引き下げられ、大手ハンバーガーチェーン店なども値下げをしたというのにこの値上がり、びっくりしました。安くておいしい庶民の味のはずの焼きたてニシン。このままではわたしにはなかなか手が出せない高嶺の花になってしまいそうです。でも、味はもちろんおいしくお腹もいっぱいになりました。


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2012年4月25日水曜日

スウェーデンの新しい紙幣デザイン

この度、スウェーデンの新しい紙幣のデザインが発表されました。
2015年に発行される予定の新紙幣は、『Kulturresan(文化の旅)』をテーマとしたデザインで、スウェーデンの著名人が肖像として採用され、現在の20kr、50kr、100kr、500kr、1000kr札に加えて、新たに200kr札も登場します。

新紙幣の肖像として描かれているのは、作家のアストリッド・リンドグレーン(Astrid Lindgren)や女優のグレタ・ガルボ(Greta Garbo)、映画監督のイングマル・ベリマン(Ingmar Bergman)など日本でも知られているスウェーデンを代表する人物です。

中でもいちばん気になるのは「長くつ下のピッピ」や「ロッタちゃん」で有名なアストリッド・リンドグレーンの20kr札。優しく微笑むアストリッドの肖像の横には元気なピッピの絵が描かれています。

METOROより












現在の20kr札は「ニルスのふしぎな旅」の著者、セルマ・ラーゲルロフ(Selma Lagerlöf)で、お札にはガチョウに乗って空を飛ぶニルスの姿が描かれています。

ニルスやピッピ、そしてそれらを書いた児童文学作家が、なぜ20kr札の肖像に選ばれているかというと、子どもたちが一番使う機会が多いの20kr札であることから、子どもたちが覚えやすいように、ということだそうです。そんなところが、なんともスウェーデンらしい感じがして嬉しくなります。

この新紙幣が発行されるのは、まだまだ先の事ですが、それまで楽しみに待ちたいと思います。

※2015年10月12日追記

今回(2015年10月)発行されたのは20kr、50kr、200kr、1000kr札。
旧20kr、50kr、1000kr札は2016年6月30日以降は無効になりますのでお気をつけ下さい。
ちなみに2016年には10月には100kr、500kr札、1kr、2kr、5kr硬貨が発行、
2017年6月30日以降は現100kr、500kr、1kr、2kr、5kr硬貨は無効となる予定です。

2012年4月24日火曜日

祝 KOKEMOMO Sweden公開

ストックホルム在住のKOKEMOMOによるウェブサイト、KOKEMOMO Sweden。構想から約半年、やっと公開までたどりつくことができました。このサイトを通して、リアルなスウェーデンの姿や魅力を、様々な角度からみなさまにお伝えしていきます。
これから少しずつですが、サイトのコンテンツも充実させていく予定なので、ご期待ください。

公開にあたって、KOKEMOMO SwedenのFacebookページTwitterをはじめました。更新情報や日々の出来事などを投稿していきますので、「いいね!」またはフォローをしていただけると嬉しいです!
KOKEMOMO Sweden Facebook
KOKEMOMO Sweden Twitter

そして多くの友人たちの協力を得て、このKOKEMOMO Swedenを立ち上げることができました。

あっちゃん、えみりんこ、かなっち、けいこちゃん、辻さん、まりちゃん、Molly、Mackan

本当にありがとうございました!

Tack så mycket!!


Äntligen har vi öppnat KOKEMOMOs site. Den handlar om lifestyle, design och kultur i Sverige och riktar sig mest till japaner. Så småningom kommer en del av siten även finnas på svenska.




Miki & Mayuko