2012年6月6日水曜日

ストックホルムのフードフェスティバル

毎年、この時期になると市内の王立公園(Kungsträdgården/クングストレードゴーデン)で開催されるフードフェスティバルがSmaka På Stockholm(英語名:A Taste of Stockholm)です。

21年目を迎える今年は6月1日から6月6日までの6日間の開催予定。スウェーデンの最も美しい季節に青空の下おいしい料理やお酒が楽しめるのがこのイベントの魅力なのにストックホルムはここ最近、梅雨かと思うほどの雨続き。そんな雨雲の合間を縫ってSmaka På Stockholmに行ってきました。

公園内にはストックホルム市内のレストランのテントがずらりと並び、公園の中央に位置する普段は噴水のスペースはテーブルが設置されています。

今年の参加レストランは20店舗



まずはお目当てのゴットランド・レストラン(Gotland Restaurang & Bar)。ゴットランドはストックホルムの南東に位置する島で、羊がおいしいことで有名。そのゴットランドの食材を使ったレストランがここ。テント脇ではシェフが煙まみれになりながら炭火でラム肉を焼いています。



ゴットランド産ラムとポテトのラムソンヴィネグレットソース

普段はちょっと手が出せないレストランの料理をお試し価格で味わえるのもこのイベントの魅力です。だたし、この量で100kr(現在のレートで約1010円)。他にも各店舗、25krの試食サイズの料理を1つ出しているのですが、それだと、この料理の場合小さなジャガイモ3つくらいにラムの薄切りがたったの2枚!

次はパタゴニアをメインにした南アメリカ料理のレストラン、ニィガータン・パタゴニア(Nygatan patagonia)のチョリソー・ホットドッグ、チミチュリがけ。

名前は「チョリ・パン」ちょっとかわいい

何故かビールに合う物ばかりを選んでしまい、この後もカラマリフライやインドレストランのチキンなどを食べました。

スウェーデンでは公園などにアルコールを持ち込んで飲むことを禁止されているためこういうイベントはまさにお祭り状態。ビールだけでなく、ワインバー、カクテルバー、シャンパンブースも出店しており、仕事帰りと思われる人たちも楽しそうに飲んでいました。ちなみに去年は5日間の開催期間中、16万杯以上のビールとシードル、7万杯以上のワイン、1万杯以上のシャンパンが消費されたそうです。


ビールコーナー

色んなベリーを使ってカクテルを作ってくれる

シャンパンはイチゴと共に

出店はレストランだけでなく、食品企業やタバコのブースなども。そしてカフェやアイスクリーム屋さんの出店もありました。
この右のコーヒー屋さんの中をのぞいてみると…。



KOKEMOMO Swedenでも紹介したCupcake STHLMのカップケーキが売られていました。


食べ物と飲み物だけでなく、敷地内に設置されたステージではコンサートや有名シェフによる実演などのプログラムも行なわれます。他にも子ども用の遊戯スペースもあり、家族でも楽しめるイベントとなっています。



そして、日本でもこのようなイベントでは環境に配慮した取り組みが行なわれていますが、このSmaka På Stockholmでももちろん、そのような取り組みが積極的に行なわれています。園内を常にスタッフが周りゴミなどを回収、缶とペットボトルの分別収集、そしてビールのグラスはプラスチックで最初に購入する際にデポジット5krを払います。次にビールを購入する場合はそのグラスに注いでもらい、帰る際にはグラスを返すと5krも戻ってきます。グラスは洗ってまた使用されます。

右のスウェーデンカラーのゴミ箱はリサイクル用

運良く雨にも降られず、お腹いっぱい食べて飲んで大満足のひとときでした。





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